IPOはとにかく初値で売ることが重要!IPOで勝つためにすべきこと

IPOはとにかく初値で売ることが重要!IPOで勝つためにすべきこと

IPOはかなりの確率で勝ちが見込める!

そういったメリットを知って、IPOに申し込む投資初心者の方が非常に多いです。

 

IPOは確率的に見ても、かなりの確率で利益を出すことができます。

そのためにはIPOの初値についてしっかりと知っておく必要があります。

 

IPOに当選したら初値で売る、その原則のカラクリについてこの記事で徹底解説していきます。

ぜひこの記事を読んでIPOで利益をあげていきましょう。

 

目次

IPOで約80%以上の高勝率を誇れる理由は初値売りにアリ

そもそもどうしてIPOは利益を80%以上の確率であげることができるのでしょうか?

その理由をひとつひとつ解説していきます。

 

初値売りってどんなもの?

IPOに限らず、株価というのは、需要と供給のバランスで決まっていきます。

そのため、その株が欲しい人がたくさんいれば当然、株価は上がりますし、逆にいらない人、供給が多すぎれば株価は下がっていきます。

 

初値の決まり方に関しても原則として株取引の買いたい人と売りたい人のバランスによって決まります。

IPOでも「板寄せ方式」で、初値を決めていきます。

 

板とは、注文すべてのことで、とにかくいくらでもいいから売りたい人の注文である成り行き注文から優先させて注文を決定していきます。

そして、売り注文の中で、株価の安いもの、高いもののバランスを見ながら、約定価格が決まっていきます。

 

さらに板寄せの中でも、IPOの場合は「特別気配」というものを使います。

特別気配というのは買いもしくは売り注文が集中している際に取引をストップする処置です。

 

買い気配、売り気配があります。

IPOの初値が決定するには、成り行き注文が決定し、約定価格よりも高い注文全てが決まることがポイントになります。

 

そして約定価格が売り、もしくは買い注文のどちらかの取引において全ての単元株以上が取引成立すれば、初値が決まります。

初値は公開価格の前後5%程度で値動きをして決定されます。

 

こういった仕組みでIPOの場合は初値が決定していくのです。

 

疑問!初値はなぜ高くなる?

株取引は買ったときから確実に株価が上がる保証はありません。

もちろん、急成長の企業であれば今後どんどん成長することで、株価が上昇して利益を上げられる確率は高いです。

 

しかし、買うタイミングが上がっている最中なのか、それとも高値を更新して下がっている最中なのか100%正確に当てることはできません。

そんな株価ですが、IPOの場合のみ初値は公開価格よりも10銘柄につき8銘柄の確率で、初値が高くなることがわかっています。

 

どうしてIPOは初値が公開価格よりも高くなるのでしょうか。

そもそも株価は需要と供給のバランスで決まることを説明しましたが、IPOに関しては、新規上場株であるために他の株式市場よりも注目度が上がり、他の株式よりも株取引が活発になります。

 

これを流動性が上がると言います。

流動性が上がることで、投資家は株の売り買いをすることでより大きな利益を得ることができます。

 

IPOの場合は、供給よりも需要の方が高まることで、公開価格よりも初値より高くなっていきます。

ですからIPOは初値で売りを決定していくことで利益を上げられることができます。

 

上場してからもどんどん株価が上がって、利益幅が大きくなることも、もちろん期待できます。

しかしIPO公開後の株価は非常に乱高下を繰り返し、大幅に株価が下落することも珍しくありません。

 

であれば、少しでも利益を上げるためには、初値のタイミングでIPOを売ることが最もリスクを回避でき、なおかつ勝ちやすいのです。

勝率を求めるのであれば、株初心者には初値でIPOを売るのがおすすめです。

 

初値売りを挑む場合は気を引き締めて対策を!

初値で売れば、利益幅に差はあるものの、絶対に勝てる!と思っている方もいるかもしれません。

しかし、株取引に勝率100%というはあり得ません。

 

IPOは勝ちやすいです。

しかしそのうちの2,3割は負けてしまうリスクもあるのが現実です。

 

そこで勝率をできるだけ上げるためにも、初値売りを挑む場合に気をつけてほしい対策についてご紹介します。

 

初値は必ず勝つわけではない

まず初値売りに挑む際に、必ず勝てるということはないということを知っておくことが大切です。

高い勝率を誇る初値売りではありますが、残念ながら公開価格を下回ってしまった例もあります。

 

最近話題になったIPO初値売りでは、ソフトバンクがあります。

非常に期待されて多くの方がIPOにチャレンジしましたが、公開価格の1500円を下回ってしまい初値が決定しました。

 

しかし、ここで注意して欲しいのが、損切りという概念です。

その後、ソフトバンクの企業サイドの問題で株価が下がっていきました。

 

したがって公開価格で購入して初値で売って、損失にはなりましたが、損失を最小限に抑えることはできました。

初値売りは勝率が100%ではありませんが、損切りという考え方の側面から、株初心者のIPO投資は初値売りがリスクも損失も最小限で抑えることができる投資法といえます。

 

IPOで失敗しないための対策とは?

IPOは勝率の高いギャンブルと一緒というイメージがあるとするとそれは間違いです。

ギャンブルは完全に運任せですが、IPOへのチャレンジは、投資です。

 

したがって、IPOの場合、失敗しないための対策をとることができます。

IPOで失敗しないためには具体的にどういった対策をすればいいのでしょうか。

 

新規公開の株式数が多い銘柄はストップ

上場する際に株式発酵があまりにも多すぎるIPO投資の場合、本来であれば需要が高まるIPOでも供給が上回ってしまうことがあります。

東証一部に上場して誰もが知っているような有名企業では資金集めのために大量の株式を上場させます。

 

したがって需要以上の株式が供給されてしまい、初値が公開価格よりも残念ながら下がってしまうこともあります。

できれば、市場はマザーズなどで発行株数が数十万と少ないIPOがおすすめです。

 

今後の成長にあまり見込みがない銘柄は避ける

これは株取引における原則ともいえますが、IPOでは通常の株取引以上に企業の将来性をしっかりと把握しておくことが重要です。

そもそもどういった仕事をしている企業なのか、知らずにIPOに申し込むことで、企業の期待値が低かった場合、初値は公開価格を下回ってしまいます。

 

逆に、しっかりとどんな企業なのか、これから先、成長する見込みがある企業であれば、初値が上がり、さらにその後も株価が上昇していくことが期待できます。

とにかくIPOは儲かるからという理由で何でもかんでもIPOに参加してしまう方がいますが、それでは失敗リスクが上がってしまいます。

 

IPOで失敗しないためにも、どんな企業なのか、投資する価値がある企業なのか、必ず調べてから申し込みを行いましょう。

 

あまりにも高い公開価格のIPOには手をつけない

IPOの公開価格がとても高いと、利益幅も大きくなりますが、初値を下回ってしまう可能性も十分高くなります。

損失も大きくなってしまいます。

 

ですから、高すぎるIPOはあまりチャレンジしない方がいいでしょう。

 

まとめ

IPOの初値は需要と供給のバランスによって決まり、特に特別気配という処理が行われていきます。

高い勝率で初値が公開価格を上回るので、特に売るタイミングを逃してしまいやすい株初心者は、IPOは初値の成り行き注文で売ることがおすすめです。

 

IPOで失敗しないためには、新規上場する企業について知り、成長が見込める発行株式が少ないIPOを選ぶことがおすすめです。

ぜひ対策を十分に練ってIPOにチャレンジしましょう。

 

 

関連:[IPO株(新規公開株)]勝つための重要な考え方と具体的な取引方法。

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